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フリーランスエンジニアの案件獲得方法10選|案件が途切れない6つのコツ
今回はこんな悩みを解決します。
フリーランスは仕事の自由度が高い反面、収入が不安定になりがちです。
きっと多くのフリーランスは、同じ不安を抱いていることでしょう。
そこで、本記事では、フリーランスエンジニアの案件獲得方法と案件を途切れさせないコツについて解説しました。
きっと、まだ試していない方法も見つかると思うので、すぐに実践に移し、案件を獲得していってくださいね。
事実!案件獲得に頭を悩ませているフリーランスは多い
実際に内閣官房が発表しているフリーランス実態調査結果(令和2年5月)では、フリーランスとして働く上での障壁として「収入が少ない・安定しない」と答えた人が6割を占めました。
また、フリーランス協会が発表しているフリーランス白書(2023)では、今の働き方に対する満足度において、収入面での不満は42.4%に達しています。
どちらでもないと答えた数を合わせると、67.7%が現状の収入に対する不満を感じていると考えられます。.4%に達しています。
このことから、案件獲得に頭を悩ませているフリーランスは多いと言えるでしょう。.4%に達しています。
フリーランスで食べていくには、安定した案件獲得のスキームが重要
フリーランス白書から見てとれるように、フリーランスとして安心して充実したワークライフを送るには、安定した案件獲得のスキームが重要です。
他の項目はほとんど満足度が50%以上となっているため、それさえ確保できれば、満足度の高い働き方になります。
次項で解説する案件獲得方法を実践して理想の人生を実現していきましょう。
フリーランスエンジニアの案件獲得方法10選
それでは、フリーランスエンジニアとして安定した収入を得るための10の案件獲得方法をご紹介していきます。
①前職や友人から紹介してもらう
フリーランス白書によると、最も収入が得られる仕事獲得経路は、人脈(知人の紹介含む)であるとされています。
フリーランスエンジニアとして活動していることを仲の良い知人に話しておくことで、何かのタイミングでクライアントを紹介してもらえる機会があるかもしれません。
- 友人に今自分がどんな仕事をしているのか
- 知り合いにエンジニアを探している人はいないか
この2つを伝えておくことをおすすめします。
②クライアントから紹介してもらう
フリーランス白書で2番目に多い仕事獲得経路は「過去・現在の取引先」です。
単発で終わらず数回継続して案件をまかせてくれているなら、あなたの仕事のクオリティに満足してくれているかもしれません。
自分の現状を素直に話してみることで、交友関係のある新しいクライアントを紹介してくれる可能性もあります。
そのためにも、一つひとつの案件に手を抜かず全力で取り掛かる姿勢を日頃から意識しましょう。
③フリーランスエージェントを利用する
エージェントサービスでの案件獲得もコロナ禍の後に伸びています。
理由は、コロナ禍では人と会うことが避けられていたことや、テレワークの導入。
また、働き方改革により副業に取り組む人が増えたことで、フリーランスエンジニアの需要が高まったことが挙げられます。
面倒な案件獲得を代わりに行ってくれるということもあり、利用者が増えています。
④クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングサービスは、募集している案件に応募することもできますし、こちらから営業もかけられるので利用価値が高いです。
特にキャリアスタート初期の実績を作るフェーズでは、皆が敬遠しがちな低単価案件に応募することで、すんなり案件を獲得できたりもします。
継続して数回案件を受注したなら、単価アップの相談をしてみてもいいでしょう。
また、クラウドソーシングサービスで営業メールの文章をテストして、完成形を後にご紹介する⑧で利用するという方法もあります。
⑤フリーランス向けの求人サイトを利用する
転職のときに利用する求人サイト同様に、フリーランス向けの求人サイトも複数存在します。
多くの条件を設定して抽出できるので、自分の希望に沿った求人を見つけるのに役立つでしょう。
その他の流れも転職サイトと同じで、応募したら書類選考があり、選考に通ったら担当者と面談をします。
案件を途切れさせないためには、さまざまなサービスを併用することが大切です。
⑥SNSを活用する
SNSで発信することで、集客の手助けになります。
フリーランスエンジニアの営業活動は、どうしても認知を取りづらいことが挙げられます。
たとえば、クラウドワークスを利用するなら、どれだけ認知が取れてもクラウドワークスを利用している人にしか知られません。
一方、SNSの中でもX(旧Twitter)なら、月間アクティブユーザー数、約6,600人に届く可能性もあります。
日々の発信に興味を持った人が、あなたのプロフィールを訪れて仕事につながるケースも珍しくはありません。
具体例を挙げると、フリーランスエンジニアの石田さんのアカウントを見てみましょう。
自分の経歴や実績、得意なことなどをプロフィールに書いておくことで、訪れた人に「何をやっている人なのか」が伝わりやすくなります。
さらに、「お仕事の依頼はDMでお願いします!」と連絡を取る方法を記しておくことで、案件獲得への導線を作ることができます。
その他のSNSも大体同じで、プロフィール画面から行動喚起することで、営業せずに案件を獲得できる可能性も高まります。
⑦自分のWebサイト・ブログにアクセスを集める
フリーランスエンジニアとして、自分の公式サイトやブログを持つのも案件につながる方法のひとつです。
流れはSNSに似ていて、サイトやブログで検索キーワードに引っかかる記事を書いていきます。
記事を見つけた読者が、サイトやブログに訪れて、あなたのプロフィールを閲覧し、問い合わせに発展するという流れです。
具体例を挙げると、フリーランスエンジニアのくろめがねさんのサイトが参考になります。
プロフィール部分で、経歴や実績、得意なことなどを書いて「何をやっている人なのか」をアピールします。
そして、お問い合わせボタンを設置することで、仕事を依頼したい人が連絡を取りやすくなります。
自分のサイトやブログに集客するためには、検索キーワードにヒットする記事をたくさん書く必要があるので中々大変です。
しかし、記事がたまっていけば、営業せずに案件を獲得できる無料集客ツールとなってくれます。
⑧メールや電話で直接営業する
クラウドソーシングサイトで、日々営業メールを送っていると、一周して送り先がいなくなることもあります。
そんなときは、④で完成させた営業メールを企業相手に試すときです。
インターネット検索や電話帳などで目ぼしい企業を探して、直接メールや電話で営業をかけます。
たとえば、インターネット検索で営業をかけるときの手順は以下のとおり。
①Googleの検索窓に「エンジニア ベンチャー」と打つ。
②抽出されたページの事業内容を一つひとつ見ていく
③自分の得意と事業内容が一致するようなら、お問い合わせ先を探す
④「お問い合わせはこちら」より営業メールを送信して返答を待つ
この手順で営業をかけます。
基本的には100通送って1通返答がくる程度だと考えて、がむしゃらに送りましょう。
⑨ビジネスマッチングアプリを利用する
ビジネスマッチングアプリとは、悩んでいる人と解決できる人をマッチングするサービスです。
たとえば、ホームページを作りたい人がいたとします。
そして、あなたがHTMLやCSSなどのプログラムが書ける人なら、双方の同意のもとマッチングします。
普段はなかなか知り合えない業種の方が多くいるので、意外なところから仕事につながる可能性もあります。
⑩交流会やセミナーに参加する
交流会やセミナーは、異業種の方、同業者の方に限らず人脈を広げるチャンスがあります。
たとえば、エンジニアのセミナーがあったとしたなら、参加者はスキルを習得したい人だけではありません。
中には、まかせる人がいないために仕方なく自ら参加して覚えようとしている人もいます。
そういった人と知り合うことで、継続案件の獲得につながります。
案件を途切れさせないために意識すべき6つのポイント
これまでの方法でクライアントを獲得したら、案件をいかに継続させるかが大事になります。
ここでは「案件を途切れさせないために何をするべきか?」について6つご紹介します。
案件獲得のルートを1つに絞らない
まずは、以下の図をご覧ください。
こちらもフリーランス白書に掲載されているデータです。
多くの人は複数のエージェントサービスに登録しているけれど、直近1年で稼働しているのは1サービスに集中しています
きっとエージェントサービス以外にも登録をしているが、利用しているのは1つか2つくらいでしょう。
直近1年で稼働したサービスが1サービスの人が、45.6%もいます。
これでは「収入が少ない・安定しない」と悩むのも無理はありません。
大事なのは、案件獲得のルートを1つに絞らずに複数を併用して、さまざまなサービスから案件を獲得することです。
自分の強みや得意分野を把握する
案件を途切れさせないためには、自分の強みや得意分野を知っておく必要があります。
なぜなら、自分の強みは他者との差別化となり、あなたに依頼するべき理由になるからです。
たとえば、知識やスキルはまだまだ勉強中だけど、スピードだけは自信があるなら、スピード重視の急ぎの案件をまかせてもらえるかもしれません。
スピード重視で獲得した案件の質も良ければ、それだけでも継続につながる可能性もあります。
クライアントに「なぜ、あなたにまかせるべきか」という理由を提示するための強みを見つけましょう。
クライアントの想像を超える
まかされた案件を言われたとおりに仕上げて納品しても、次に継続する可能性は高くなりません。
継続して案件を勝ち取るには、クライアントの記憶に残る必要があります。
たとえば、多くのフリーランスエンジニアは、注文通りの仕事を自分なりに仕上げて納品します。
この「自分なり」を「クライアントが求めているもの」に仕上げることで、感動を生み出し次に継続させることができます。
もし、あなたが飲食店に入りカレーを注文したとして、注文通りのカレーが出てくれば文句はないでしょう。
しかし、それでは次も来店するかはわかりません。
では、そのお店の接客や気配り、店内の清潔さが素晴らしかったらどうでしょう?
きっとまた来店するのではないでしょうか?
それと同じで、クライアントの想像を超えた品質で納品できれば、あなたのファンとなり継続して案件を獲得できる可能性が高まります。
クライアントの想像をどうすれば超えられるか考えてみることが大切です。
ポートフォリオを充実させる
案件が途切れないというのは、継続案件を獲得する以外に新規を獲得し続けるという意味もあります。
そのときに大切なのが「実績」です。
あなたがこれまでどんな仕事に関わって、どんな品質の仕事をしてきたのかがひと目でわかるポートフォリオを作成しましょう。
クライアントがあなたに仕事をまかせたら、どんな質の作品に仕上がるのか。他よりも充実していれば、新規の獲得は今よりも容易になるでしょう。
常に最新の情報を学んでおく
フリーランスエンジニアとして、活躍し続けられるかそうでないかの原因のひとつに、最新の技術に追いつけなくなることが挙げられます。
新しい技術が誕生して需要が高まっているのに、需要がなくなりつつある技術を用いた案件のみを探していても仕事は減る一方です。
最新のトレンドを常に意識しつつ需要が高まりそうなスキルを学ぶことで、案件が途切れることなく活躍し続けられるでしょう。
感謝を忘れない
クライアントへの感謝を忘れないことが、案件を継続させる秘訣でもあります。
結局は人間対人間なので、人となりを気に入ってもらえれば、深い関係性を築くこともできます。
そのためには、常に感謝の意を表すこと。
他のエンジニアよりも深い感謝を示せれば、二度三度と案件をまかせてもらえるようになるでしょう。
まとめ
今回は、「フリーランスエンジニアの案件獲得方法10選」というテーマで、案件の獲得方法から、案件を途切れさせないための秘訣についてまでご紹介してきました。
一番伝えたいことは、案件の獲得に裏技のようなものはなく、いかに複数のサービスに登録して発案件を獲得し、仕事の質と関係性で継続させられるかが鍵です。
ぜひ、お伝えしたことを参考に案件を獲得して、安定した収入を目指してください。