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フリーランスエンジニアになるための具体的なステップとは?成功への道のりを解説
フリーランスエンジニアとして、いつかは独立したい…という思いを持っている方も多いのではないでしょうか。
でも、見切り発車で失敗したくないですよね。独立には適切なタイミングや事前準備が必要となります。
そこでこの記事では、どんな手順で踏んでいけばいいのかわからない方に向けて、フリーランスエンジニアになるための事前準備と成功の道のりについて網羅的に解説します。
最後まで読むことで、失敗せずにフリーランスエンジニアになるための手順がわかるので、独立後も成功しやすくなりますからね。フリーランスエンジニアへの道
まずは、フリーランスエンジニアになるための道について知っておきましょう
全体像でお伝えすると、すべてで4ステップあります。
①プログラミングを学ぶ
②企業に就職して実務経験を積む
③実績を作る
④独立して活動する
プログラミングを学ぶ
十分なプログラミングスキルがないなら、まずはプログラミングを学ぶところからスタートしましょう。
実務で使えるレベルのスキルがなければ、フリーランスエンジニアになることは難しいです。
はじめのうちは、一つの言語に集中してスキル習得に励んでみてください。
一つのスキルを習得したら、その後は他の言語の習得にも力を注いでいくと仕事の幅が広がります。
企業に就職して実務経験を積む
プログラミングを学ぶ上で、もっともオススメなのは企業に就職することです。
企業に就職すれば、知識がなくてもお金をもらいながらスキルの上達が見込めます。
それに、分からない箇所があっても、いつでも質問ができる体制なので、独学で学ぶよりもスキルの習得が早くなるでしょう。
プログラミング未経験者の方には、就職するという選択肢は特にオススメです。
実績を作る
慣れてきたら会社員として働きつつも、副業で実績を作ることを意識しましょう。
実績を作っておくと独立した後で、仕事を獲得しやすくなります。
実績とは例えると車の免許のようなものです。車を購入してから免許を取りに行くとなると、すぐに
自分の車を運転することができませんが、先に免許を取っていれば、車を購入したその日に乗ることができます
これを仕事に置き換えると、実績を作っておかなければ仕事が獲得できないので、
それだけ収入の発生が遅れるということになり、一人暮らしであれば生活に支障が出てしまうことがあります。
一方で、フリーランスは自分が頑張れば頑張っただけの収入が見込めます。
ですので、会社員のうちに実績を作っておくようにしましょう。
独立して活動する
企業で働いているうちにスキルの習得と実績を作ることに成功したら、独立を考えましょう。
実績もある状態なので、すぐに営業活動をはじめることができます。
独立後も、なるべく扱える言語の数を増やせるよう努力しましょう。
扱える言語が多いほどにやれることが多くなるので仕事が途切れなくなります。
扱える言語の数と仕事の数は比例すると覚えておいてください。間口が狭ければ、それだけ仕事を選べなくなります。
フリーランスエンジニアになるためにやるべきこととは?
企業に就職したなら、会社員のうちに経験しておくべきことが3つあります。
- 会社員のうちに仕事の流れを学んでおく
- 会社員のうちにさまざまなことに挑戦しておく
- いろんな失敗をしておく
なぜ、これらを経験しておくべきなのか解説します。
会社員のうちに仕事の流れを学んでおく
会社員として働いているときに、仕事の流れを覚えておきましょう。
なぜかというと、この仕事の流れを独立後は、自分一人で行うことになるからです。
ですので、目の前の与えられた仕事だけを行うのではなく、上司の動きや取引先への応対なども含めて、
全体の流れを覚えておくと独立後に役立ちます。
会社員のうちにさまざまなことに挑戦しておく
会社員のうちに、さまざまな仕事に挑戦しておきましょう。
やれることが多いほどに独立後に仕事を獲得しやすくなります。
たとえば、1つの言語しかできなければ、その言語の仕事しか請け負うことができません。
そうなると、仕事の幅が狭くなってしまいます。
たとえば、あなたがパン屋だったとして、あんパンしか出していなければ、お客さんはあんパン
しか買えません。
しかし、多数のパンを出していれば、お客さんは欲しい物をいろいろと選んで買うことができます。
これと同じことで、いくつかの言語やスキルを持っていることで、仕事を依頼したいお客様の幅がグンと広がります。
教えてもらえる環境にいる間に、さまざまなことに挑戦してモノにしておきましょう。
いろんな失敗をしておく
会社員として働いているうちに、いろんな失敗をしておきましょう。
失敗に対する立ち回り方を覚えておくと、独立後も対応ができるからです。
失敗時の立ち回り方を知らずに独立して失敗してしまうと、対応が遅れてクライアントの信頼を落としてしまいます。
その後の仕事にも影響するので、結果的に収入へも影響してしまうでしょう。
ただし注意したいのは、自ら失敗をしにいくということではなく、たくさん挑戦するということです。
上司の動きにも目を向けておくことで、対応力が磨かれていきます。
会社を辞めた後にすべきこととは?
それでは、会社を辞めた後は何をするべきなのでしょうか?
ここでは大きく分けて2つとなります。
- エージェントを利用する
- 独立して仕事を獲得する
それぞれ解説します。
独立して仕事を獲得する
1つは、開業届を出してフリーランスになったら、自分で仕事を獲得するという方法です。
クラウドソーシングサービスを利用して、募集している案件に応募してみましょう。
あるいは、直接企業へ営業メールや電話をして案件を獲得するという方法もあります。
自分で営業するときには、会社員時代に作った実績を提示することを忘れないようにしましょう。
実績だけがあなたのスキルの状態を相手に知らせることができるアイテムとなります。
エージェントを利用する
2つは、エージェントを利用するという方法です。
多くの人が独立後の仕事獲得でつまずくでしょう。
案件自体が獲得できない場合もありますし、単価が低いために労働時間ばかりが多くなり疲弊することもあります。
そうならないためには、エージェントを利用して仕事を紹介してもらうという方法も有効です。
在宅の仕事を選べば自宅にいながら会社員のような時間帯で働けるので収入も安定します。
ですが、一度勤めるとすぐには辞めづらいという面もあることを覚えておきましょう。
未経験者は独学でフリーランスになれるのか?
結論からいうと、未経験者でも独学でフリーランスになれます。
そもそも開業届さえ出せばフリーランスになることはできます。
ただし、この質問の意味合いとしては、フリーランスのエンジニアとして食べていけるかというところだと思います。
ここでは、未経験者がフリーランスエンジニアとして食べていけるようになるまでのステップをご紹介します。
ステップ1:プラグラミングを学ぶ
プログラミングを学ぶ方法は大きく2つあります。
1.独学で学ぶ
1つは、本や動画を購入して学ぶ方法です。
勉強する時間を自由に決められますが、いつでもサボれるために一向にスキルが身につかないという可能性もあります。
ですので、自己管理ができていて、学んだらすぐに実行するタイプの人にオススメです。
ただし、分からない部分がなかなか解決せずに成長が止まるというケースもあるので、最短で成長したいという人には、プロから直接教わりつつ質問ができる環境に身を置きましょう。
2.スクールで学ぶ
2つは、スクールに入校して学ぶ方法です。
対面でもインターネット同時接続でも構いませんが、わからないところをその場で聞けるという
のがスクールの最大のメリットです。
また、人に課題を与えられながら教わった方が成長は早くなります。
成長が早ければ、それだけ仕事を獲得して稼ぎ出すのが早くなるということです。
また、スクールではリアルなプログラミング業界の最新情報などを知れる機会もあるでしょう。
業界の動向を知ることは、将来の仕事量や単価に関わるので、そういったプラスアルファもあり
ます。
ステップ2:無料か低単価で実績を積む
プログラミングのスキルを習得したら、次は実績を積みましょう
実績がなくて、どれほどの実力があるかわからなければ、なかなか仕事は回ってきません。
そのため、はじめのうちは周りの応募者よりも安く提案して仕事をもらう。あるいは、低単価や無料で提案する代わりに、実績として使わせてもらいましょう。
積んだ実績は、営業するさいのポートフォリオにしていきます。
実績づくりの間は、大した収入にならないので、ある程度は貯金をしてから独立を視野に入れましょう。
ステップ3:実績を武器に高単価案件を獲得する
低単価か無料でいくつか仕事をこなし、実績が積み上がってきたら、これまでのポートフォリオを武器に営業をして通常単価の仕事を獲得しましょう。
クライアントが求めるクオリティに達しているようであれば、単価を上げても仕事を獲得できるようになります。
ただし、「実績として使わせてもらえるか?」はずっと聞いていくようにしてください。
案件をこなしていく中で、あなたのスキルも上がるので、それがそのままポートフォリオに反映されていきます。
高いスキルがあれば、高単価案件を獲得することも可能になります。
フリーランスエンジニアで会社の収入は超えられるか?
PROJECT COMPの調べによると、社会人3年目のエンジニア平均年収は620万円ということです。
では、フリーランスはどうかというと、SOKUDANを運営するCAMELORS株式会社の調べによると、下記の図のとおりです。
この図は、6種のフリーランスエンジニアの平均年収です。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- インフラエンジニア
- iOS/Androidエンジニア
- 機械学習エンジニア
- データサイエンティスト
以上の6つですね。
このことから、フリーランスエンジニアが会社員時代の収入を超えるのは”可能”だといえます。
では、それほどの収入を得るまでに何をするべきかというと、以下のとおりです。
1.目標を設定する
2.最速で経験を積むために転職する
3.働きつつも需要のあるスキルを学習する
4.実績を積む
それぞれ解説していきます。
目標を設定する
目標を決めたら、それが達成できそうな会社に転職しましょう。
たとえば、習得したいスキルがデータサイエンティストだった場合、そのスキルを扱っていない会社に就職しても無意味ですよね。
得たいスキルを扱っていて、チャンスが多い会社だと最速で欲しいスキルを習得できます。
最速で経験を積むために転職する
目標を決めたら、それが達成できそうな会社に転職しましょう。
たとえば、習得したいスキルがデータサイエンティストだった場合、そのスキルを扱っていない会社に就職しても無意味ですよね。
得たいスキルを扱っていて、チャンスが多い会社だと最速で欲しいスキルを習得できます。
働きつつも需要のあるスキルを学習する
会社に就職したら、日頃の業務も忙しいはずです。
でも、仕事終わりなどの時間を使って、別のスキルを習得できるよう努力しましょう。
プログラミングも言語によって報酬は変わります。
需要がありつつも難易度が高く、スキルを保持している人が少ないものだと単価は高くなるので、習得は難しいですが習得後は収入が上がります。
また、希少なスキルを持っているとクライアントが手放したくない存在になれるので、仕事が途切れなくなります。
実績を積む
何度もお伝えしてきましたが、やはり最後は独立前に実績を積んでおくことです。
「どの会社でどれくらいの経験がある」とクライアントに口頭や文面で伝えても、実際に見たものではないために、仕事の獲得は簡単にはいきません。
しかし、実績をポートフォリオとして提出できれば、どのレベルくらいのことまでできるのかがクライアントに伝わります。
求めているものが、どれくらいの納期でできるかがわかれば、交渉はまとまりやすくなります。
そのために、目に見える実績をポートフォリオにまとめておきましょう。
まとめ
この記事では、「フリーランスエンジニアになるための具体的なステップとは?成功への道のりを解説」というテーマで詳細をお伝えしてきました。
おさらいになりますが、未経験者でもフリーランスになることはできますし、フリーランスエンジニアとして稼いでいくこともできます。
その道のりは現在会社員であっても、未経験者であっても変わりません。
まずは、就職して会社員としてスキルを磨きつつ、クライアントへの応対や失敗時の対応などを学びます。
それと同時に、別のスキルも勉強して、独立時に受けられる仕事の幅を広げておきましょう。
あとは、仕事をしつつも副業で案件を獲得しつつ実績を積んでおくことです。
十分に実績を積んだなら、そこでフリーランスになるというのが、成功の道となります。
焦ってフリーランスになって食えないという人はたくさんいるので、ご紹介した流れを参考に進めていただければと思います。