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フリーランスエンジニアが年収アップするために必要な知識・スキルとは?
「フリーランスエンジニアの年収はいくら?」
「フリーランスエンジニアで稼ぐにはどの分野がいいの?」
「言語別のフリーランスエンジニアの年収を知りたい?」
こんな疑問に答えます。
エンジニアとしてスキルアップすると、会社員ではなくフリーランスになった方が収入の上限はなくなります。
しかし、月給制ではなくなるので収入は不安定になることも…
そこでこの記事では、フリーランスエンジニアがどれくらい稼げるのか?平均的な収入と言語別の収入をご紹介します。
最後まで読むと、フリーランスエンジニアになるにあたり、どの言語で仕事をしていくと会社員のときより高い収入が期待できるのかがわかります。
なぜ、フリーランスエンジニアは稼げるのか?
結論、会社員を辞めてフリーランスエンジニアになると会社員のときよりも稼げるかというと、半分正解で半分不正解です。
というのも、フリーランスになると自分で仕事(案件)を取らなければならなくなるからです。
案件がとれなければ会社員のときの収入を超えることはできません。しかし、クライアントを確保できて単価の高い案件を安定的に受注できれば、会社員のときの収入を超えることができます。
では、フリーランスエンジニアになって稼いでいける人は、どのようなことに取り組んでいるのか、ここでは3つご紹介します。
実力に見合った報酬を得られる
会社員だと、実力に応じた報酬を得られないことが多いです。
スキルを認められて多少給料が上がることはあっても、基本的には固定給なので収入の上限があるからです。
しかし、フリーランスエンジニアになれば、実力に見合った報酬を獲得することができます。
たとえば、難易度の高い言語などを覚えてスキルを磨き続ければ、報酬もスキルに伴って高くなっていくのがフリーランスエンジニアの醍醐味です。
そのため、スキルを磨くモチベーションも上がるので、実力をつけることも楽しくなります。
やる気次第で収入を増やせる
フリーランスエンジニアは、やる気次第で収入を増やせます。
働く時間に制限がないため、案件を獲得してこなせば、その分だけ収入を上げることができるからです。
たとえば、やる気さえあれば1日10時間以上働くこともできます。空いた時間に営業活動をしてクライアントを確保できれば、仕事はどんどん増えます。
6時間で1万円の案件を1日12時間働いて2案件こなせれば、それだけで日給換算で2万円になります。
土日も仕事に充てることもできるので、自己管理を上手に行えば、会社員時代よりも年収を上げることが可能です。
従って、フリーランスエンジニアは頑張れば頑張った分だけ収入を上げていけるのです。
得意分野に一点集中できる
自分の得意なことに集中することで効率がよくなり収入も上げられます。
会社員として働いているときは、嫌なことや苦手なことも業務として行わなければなりません。
しかし、フリーランスになれば、やりたい仕事や得意な仕事だけを選ぶこともできます。
たとえば、苦手な仕事で6時間かかるものと、得意な仕事で3時間かかる仕事があるとしましょう。
得意な仕事なら苦手な仕事を1つこなしている間に、倍の仕事をこなせることになります。
もし、単価が同じ案件なら、得意なことを選ぶことで生産性が上がり、報酬も倍受け取れるということになるので、効率よく稼いでいくことができます。
フリーランスと会社員の平均年収はいくら?
フリーランスと会社員の平均年収には、さほど開きはありません。
内閣官房が行ったフリーランス実態調査結果によると、フリーランスの平均年収は200万円以上300万円未満が最も多い19%を占めていることがわかりました。
雇用者の年収もフリーランスの年収の曲線と近いことから、双方の年収の開きはほとんど変わりがないといえます。
しかしながら、会社員として働いていて昇進や給与がアップする可能性を感じない場合は、フリーランスになることで、収入を倍にしていける望みもあります。
平均年収が同じであれば、頑張れば頑張っただけ収入が上がるフリーランスは魅力的といえるでしょう。
フリーランスエンジニアが年収を上げるには?
ここでは、フリーランスエンジニアが年収を上げるためにできる施策を4つご紹介します。
単価が高い職種で仕事を取る
フリーランスエンジニアとして年収を上げるには、単価が高い職種を選ぶことです。
単価が低い職種だと、数をこなす必要が出てくるので、案件を確保するための営業活動に労力がかかってしまいます。
そのために、単価を上げていくにはどの職種だと単価が高くなるのかを知り、対応できるようにスキルを身につける必要があります。
売上を意識して仕事に取り組む
フリーランスエンジニアで年収を上げるには、売上を意識することも大切です。
売上につながる単価を意識して提案できなければ、収入は上がっていかないからです。
たとえば、ある程度の案件をまとめて引き受けて単価を交渉するなどして、1案件あたりの単価を上げていくことで売上は変化します。
基本的に自分から交渉しない限り単価は上がっていきません。だからといって同じ量の案件で単価を交渉するとクライアントに嫌な顔をされます。
そういうときは、いくつかの案件をまとめて引き受ける代わりに単価をアップしてもらえるよう交渉するのがオススメです。
知識やスキルを習得して業務の幅を広げる
フリーランスエンジニアとして収入を上げるには、得意なことに特化しつつ、できる幅を広げましょう。
受注できる幅が広いほどに案件を獲得できる可能性が高くなるからです。
Webは日々進化しているので、言語も新しいものが次々に生まれています。
常に学び続けて、新しい知識やスキルを習得することで仕事の幅が広がります。
しかし、習得しなければいつまでも同様の案件を受注することしかできず、収入を上げることは難しいでしょう。
そのために、Webの進化に注目しつつ、新しい知識とスキルの習得に励みましょう。
謙虚な姿勢を忘れない
フリーランスで大切なことは人間関係です。
信頼できる人間であれば、クライアントもずっと仕事をまかせたいですし、単価アップも考えてもらえます。
また、知り合いの会社を紹介してくれることもあるので、新しいクライアント獲得にもつながります。
逆に、偉そうな態度や納期を守らない、毎回ミスがあるという人なら長く付き合いたいとは思いませんよね。
クライアントを大切にできる人こそが、クライアントからも大切にされるのです。
ですので、常に謙虚な姿勢でクライアントの要望に100%応えられるよう努めましょう。その姿勢が収入アップを実現します。
フリーランスエンジニアの年収【職種別】
フリーランスエンジニアになるとき、またはすでにフリーランスにすでになっているときでも、どの職種で仕事を請けおっていくかを決めることは大切です。
なぜなら、職種によってある程度の年収が見えてくるからです。
もちろん、はじめは得意な職種で仕事をしつつ、合間に収入の高い職種で必要なスキルを学ぶのもいいでしょう。
ここでは、フリーランスエンジニアの年収を職種別でご紹介します。
職種 平均年収(全体) プロジェクトマネジャー 686万円 プリセールス 686万円 ITコンサルタント 590万円 IT戦略/システム企画 587万円 研究開発 549万円 データサイエンティスト 513万円 システム開発/運用 463万円 セキュリティエンジニア
(脆弱性診断/ネットワークセキュリティ)457万円 サーバーエンジニア 441万円 ネットワークエンジニア 436万円 制御系ソフトウェア開発 428万円 スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア 453万円 Webサービスエンジニア 417万円 SE/プログラマ 413万円 データベースエンジニア 403万円 テクニカルサポート 397万円 デバッグ/テスター 376万円 運用/監視/保守 364万円 ヘルプデスク 342万円
以上のように職種別の平均年収が発表されています。
年収を上げるために得るべき知識やスキルの参考にしてみてください。
各職種の主な仕事内容は?
ここでは、上位15職種のエンジニアの仕事内容についてご紹介します。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、コンピューターシステムやネットワークなど、情報技術の基盤を構築・管理する仕事です。コンピューターシステムの基盤を作り、円滑な動作をサポートする仕事です。
Webディレクター
Webディレクターは、ウェブサイトやアプリの企画・運営を担当する仕事です。ユーザーの体験を重視し、使いやすいインターフェースをデザインします。
Webプロデューサー
Webプロデューサーは、ウェブサイトやアプリの企画・制作を担当する仕事です。プロジェクト全体を統括し、スケジュールや予算を管理します。
ITアーキテクト
ITアーキテクトは、コンピューターシステムやソフトウェアの設計をする仕事です。システムの全体像を考えながら、必要な機能やデータの流れを決めます。そして、計画力や論理的思考を使って、最適なシステムをつくります。
ITエンジニア
ITエンジニアは、コンピューターやスマートフォンなどの技術を使って、便利なソフトウェアやシステムを作る人のことです。たとえば、ゲームやアプリを作ったり、ネットワークをつなげたりします。バグを修正したり、セキュリティを強化したりもします。
ITスペシャリスト
ITスペシャリストは、コンピューターや情報技術の専門家です。データの保護やセキュリティの管理も担当します。ITスペシャリストは、コンピューターやデジタル技術に詳しく、問題を解決するのが主な仕事です。
アプリエンジニア
アプリエンジニアは、スマートフォンやタブレットのアプリを作る仕事です。ゲームや便利なツールなど、たくさんのアプリを開発しています。
Androidエンジニア
Androidエンジニアは、スマートフォンやタブレットのAndroidというシステムを使ってアプリを作る仕事です。新しいアイデアを形にして、たくさんの人に使ってもらえるアプリを作るのが仕事です。
Webエンジニア
Webエンジニアは、ウェブサイトを作る仕事です。コンピューターの言語やプログラミングを使って、ウェブサイトを作ったり、デザインしたりするのが仕事です。
Webプログラマー
Webプログラマーは、ウェブサイトやオンラインアプリケーションを作る仕事です。コンピューターの言語やプログラミングを使って、ユーザーが使いやすいウェブサイトを作るのが仕事です。
AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能(AI)を作る仕事です。コンピューターに学習する方法を教えたり、データを分析してパターンを見つけたりします。コンピューターに人間のような知識や判断力を持たせることで、社会や私たちの生活をより便利に、楽しくすることを目指します。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、ゲームを作る仕事です。キャラクターや世界を動かすためのコードを書いたり、ルールやゲームの進行をプログラムしたりするのが仕事です。
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、大きなデータやソフトウェアをインターネット上の「クラウド」と呼ばれる場所に保存・管理する仕事です。安全で効率的なクラウド環境を作り、企業や人々がデータを使いやすくするお手伝いをします。
システムエンジニア
システムエンジニアは、コンピューターシステムの設計や開発をする仕事です。具体的には、どんな機能が必要か考えたり、プログラムを書いたりします。そして、システムが正しく動くかテストしたり、トラブルが起きたときに修理したりします。
Javaエンジニア
Javaエンジニアは、コンピュータープログラミングの言語であるJavaを使ってソフトウェアやアプリを作る仕事です。Javaの特性やルールを理解し、プログラムを書いて動作させることが主な仕事です。
ITエンジニア言語別の平均年収
HiPro Techが2022年に発表した「ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング」では、言語別の月額単価は以下のようになっています。
順位 言語 月額単価 1 Ruby 883,789 2 TypeScript 875,169 3 Swift 857,885 4 Python 857,874 5 Go言語 842,208 6 Objective-C 835,000 7 Kotlin 815,921 8 C# 815,464 9 SQL 814,877 10 JavaScript 808,450 11 Perl 800,000 12 Java 794,402 13 C#.NET 793,103 14 ASP.NET 791,935 15 PHP 785,172 16 VBA 763,636 17 C++ 737,959 18 VB.NET 808,450 19 C言語 696,977 20 COBOL 690,909
フリーランスで年収1000万円稼ぐために必要なスキルと知識
ITエンジニアとしてフリーランスになったなら、いつかは到達したいのが年収1,000万円でしょう。
しかし、お伝えしたとおりでITエンジニアのフリーランスの平均年収は200万円から300万円でした。
それでは、何をすれば年収1,000万円に届くのでしょうか。ここで解説します。
希少性の高いスキル
フリーランスのエンジニアとして年収1,000万円を目指すなら、価値の高い希少性のあるスキルを習得しましょう。
高度なスキルほど習得している人材が少ないために、単価も跳ね上がるからです。
高度なスキルは習得が難しいですが、一度習得してしまえばフリーランスとしての年収は大きく変わるでしょう。
ポイントは、需要があって供給が追いついていないスキルを選び習得することです。
扱える言語の幅を広げる
仕事を限定させないために、扱える言語を増やしましょう。
単純に扱える言語が多ければ、それだけ応募できる案件が増えます。
労働が増えてしまいますが、数をこなして収入を上げるにはできることを増やすというのも1つの手段です。
営業力や交渉力を身につける
フリーランスとして収入を上げたいなら、営業力や交渉力を身につけていると有利です。
扱える言語を増やさずとも、仕事が途切れずに入ってくれば安定した収入になります。
その上で、複数の仕事を請け負うことを条件に単価交渉をすることで、同じ数の仕事をこなすにしても報酬を高くすることもできます。
ポイントは、クライアントが面倒に思う部分を巻き取って提案することです。
それにより、交渉もすんなりとおるようになります。
マネジメントスキル
もし、抱えきれないほどに案件を獲得できるようなら、仕事を一手に引き受けて、ディレクターの役割に回ることで収入を大きく上げていけます。
受注した案件を外注に少し安い単価でまかせることで、自分は仕事をせずとも収入を確保できます。
それには、多くの案件と複数の外注先の確保が必要なのと、しっかりと質と納期を守れるようなマネジメントスキルが必要になります。
コミュニケーションスキル
フリーランスとして1人で仕事をしていても、コミュニケーションスキルは大切です。
なぜなら、クライアントにヒアリングをする機会もあるからです。
クライアントの要望を適切に聞き出し、望むイメージどおりの仕事をこなしてこそ、次の仕事ももらえるようになります。
反対にコミュニケーションが下手で、クライアントの要望を上手く引き出せないと、クライアントの望んでいたものを納品できず、次につながらなくなってしまいます。
そのため、フリーランスといえどもコミュニケーションスキルを磨きましょう。
自己管理能力
フリーランスとして働くなら自己管理を徹底しましょう。
自己管理を怠ると、納期を守れないなどの大きな問題に発展する可能性があるからです。
フリーランスは、案件の納期さえ守れば、いつ仕事をしても構いません。
ですが、しっかりと自己管理をしないと、クライアントとのミーティングの時間に寝坊したり、忘れていてドタキャンしてしまったり、信用を大きく落としてしまうことになります。
そうなれば、年収1,000万円から遠ざかることになるので、しっかりとカレンダーに入力するなどして自己管理を徹底しましょう。
節税
フリーランスが収入を確保するためには、節税対策をすることも必要です。
出ていくお金もしっかりと管理することで、手元に残るお金を確保することができるからです。
そのためには、経費の計上や受けられる控除を理解しておきましょう。
たとえば、仕事のために購入した書籍代やクライアントの会社に出向いたときの交通費は経費として計上できます。
所得を低くすることで税金も減るので、何が経費になるか、何が控除できるかを知っておくことも収入を確保する上で大切です。
まとめ
この記事では、『フリーランスエンジニアが年収アップを目指す方法とは?』というテーマでお伝えしてきました。
まとめると、フリーランスエンジニアの平均年収は、会社員とほとんど変わりません。
しかし、会社員と違うのは、頑張った分だけ収入に反映されるので、稼げる職種や言語を選び、新しい知識やスキルの習得をしていくことで、収入をどんどん上げていけるというのが答えです。
ぜひ、記事の内容を参考にして、年収アップへの取り組みをしていってくださいね。